インドネシアは世界第四位の人口を誇る大国であることもあり、昨今は好調の貿易黒字も消費が活発になることにより輸入が増えたり、資源価格が下落し資源の輸出が減少したりすると貿易赤字、並びに経常収支が赤字になる傾向でありました。そのため政府はいつの...
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税務レポート(第119回)
内部統制と税務
インドネシアに限らず、海外に子会社を持つと管理部の頭を悩ませるのが「内部統制」だと思われます。新しく会社を立ち上げる場合は、0から組織や会社制度を作り上げることができるため、日本側のサポート体制があれば対応が可能かもしれません。ただ内部統制...
税務レポート(第118回)
金利、為替差損(2)
前回に続き金利と為替差損について解説したいと思います。まず、資本金が外貨建てである場合に発生する為替差損益の取り扱いについて解説します。インドネシアに投資される時に定款に記載される資本金は米国ドル建て、もしくはルピア建ての設定が可能ですが、...
税務レポート(第117回)
金利、為替差損(1)
資本金や借入金の考え方は様々な経営思想があるため、絶対に正しい方法というのはありません。ただ設立から借入を行わず自己資本のみで事業を行っている会社は少ないと思われます。資本金以外で資金を調達する場合は、社債の発行、借入、ファイナンスリースな...
税務レポート(第116回)
ある条件下での訂正申請と書類管理
2023年の国家予算が発表されたことで来年度の税収目標も決まりつつあります。今年に行われた税務調査はどのような結果になりましたでしょうか。無事に終了した会社は次回の調査に向けての改善対応を、不服な結果で終わってしまった会社は、次の異議申し立...
税務レポート(第115回)
輸入設備に伴う税務
製造業がインドネシアに投資をされる時に輸入される設備について少しお話をしたいと思います。国内から設備を購入するのとは違って様々な手続きが必要な「輸入」は、基本的にフォワーダー業にお手伝いを頂きながら行います。設備の発注時期や輸入スケジュール...
税務レポート(第114回)
固定資産再評価
インドネシアの不動産は建値がUS$建てで設定されているものも多く、また毎年の物価上昇率も日本より高いこともあり、購入時よりも高くなる傾向があります。会社の固定資産は取得日のレートによって換算されて計上します。その後は償却資産の場合は毎月減価...
税務レポート(第113回)
原価計算(2)
前号に引き続き原価計算についてお話します。商社などの特定の業種における原価計算は分かりやすいものです。例えば商品の購入価格は比較的に明確です。購入した商品価格に、係った諸掛(関税、運賃、保険、倉庫料等)などの直接費を乗せれば売上原価になりま...
税務レポート(第112回)
原価計算(1)
原価計算についてどの程度の知識を持っていますでしょうか?基本的に使用する計算は四則計算ですので頭の中では分かっている方が多いと思います。しかしながら、会計上の原価計算の知識を正しく分かっている方となると、答えられる方が急に減少します。...
税務レポート(第111回)
株式売買に伴う税務
ITの発展にともない、FXや暗号資産、株式、不動産、などの投資運用が増えてきています。今回は株式売買における税務についてお話しようと思います。非上場株と上場株の株式売買では税金が大きく異なります。 ...
税務レポート(第110回)
付加価値税が課税されない特定サービス
インドネシアは日本とは違い付加価値税と地方税によって商品やサービスの提供にかかる税金が管理されています。例えば何か物を買う時に支払っている税金は付加価値税(国税)になりますが、レストランなどで支払っている税金は地方税になります。サービスの提...
税務レポート(第109回)
会社の価値について
税務とは直接的な関係はありませんが企業価値(または事業価値)について少しお話したいと思います。継続的な経営をしている企業にとってはさほど気にしている事業主はいないと思いますが、昨今の会計は時価会計であり、この企業価値論に基づいて会計原則が変...